ガットは、その素材、ゲージ、構造によってその伸び率が違います。従って、同じラケットにガットを張る場合でも張るガットの種類によって、その必要長が変わってきます。いつもナイロンを使用している人が、試しにポリエステルを張ってみようと思ったとき、いつもと同じ長さを測って使ってしまうと足りなくなってしまいますので注意が必要です。
◆伸張指数とは
伸張指数とは私が勝手につけた言葉で、標準ガットの必要長を1000とした場合の、それぞれのガットの必要長を表しています。従って良く延びるガットほど数値が小さくなります。
例えば、伸張指数1000のTOA GOLD 1.30 で張り上げたとき 10m必要なラケットに、伸張指数1053の ポリ・プラズマ1.33 を張り上げるには 10.53m必要ということになります。
この伸張指数はそのままガットの「飛びの良さ」の目安にも使用できます。数値が小さいほど飛びがよいガットということになります。
必要長は、硬く張るほど短く、ゆるく張るほど長くなります。
張りテンションも1000÷1053≒0.95 で、95%をいつものテンションに掛けると良いと思います。TOA GOLD 1.30で60ポンドの場合、ポリ・プラズマ1.33 を60×0.95≒57ポンドで張ると良いです。
データには誤りがあるかもしれませんので、自己責任でお願い致します。
また、伸張指数は、ロットによって変化しますのでご注意下さい。同じ商品でも性能は一定ではないということです。伸張指数が変わればテンションを変えない限り同じ飛びにはなりません。従って同じロールを使用し続けているホームストリンガーはプレー上有利です。量販店で単張ガットを張っている選手が、毎回テンションが違うと感じるのは、ストリンガーのせいばかりとは言えません。